イギリス東インド会社→ムガール帝国衰退→三つ巴戦へ 『インド三国志』
インドの独立の源流をさかのぼるため、この本に出会った。
(1)インドを支配したイギリス東インド会社
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(2)ムガールの衰退、マラーター同盟の抵抗
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(3)アウラングゼーブ帝による長期遠征
・対マラーター王国(シヴァージー)
・対ラージプート(ドゥルガー・ダース)
おもに、(3)のあたり17世紀後半を、物語調で、 語ってくれる本。
インド近代史を知る上で重要な時代を明確にしてくれる。
当時のインド亜大陸内の国、民族、宗教。
祈る人(ナマージー)・アウラングゼーブ帝の時代は、 これまでの民族・宗教の宥和政策から、 イスラム教による支配を目指した。
衰退はそこから始まる。。
民族浄化、他国侵略が行われている現代。
宥和政策を捨てたムガール帝国の末路から、 歴史から学ぶ未来が見えてくる。